こんにちは。ねぎろぐのネギです。
今回はブラックサバイバルに存在する配信者支援サービスこと『ストリーマーサポート』について話していこうと思います。
自分は2017年の7月にブラサバの日本ローカライズが始まって以来、いま現在までずっとこのゲームを実況配信し続けてきましたが、正直このサービスの恩恵なくしてはここまで続けることは出来ていなかったと思います。
配信者にとっては非常に手厚いサービスなのですが、こちらのサービス自体の内容があまり広まっていないと感じたので、紹介したいと思い至りました。
一応、公式で解説してくれているページもあるのですが、文章ばかりで分かりづらく感じたので、この記事では噛み砕いて要約した内容をお伝えしていきます。
ストリーマーサポートとは?
他のゲームで言うところの「公認実況者」や「公式アンバサダー」など。ポジション的には所謂それです。ブラサバにおいては『TeamBS』と呼ばれています。
ただ、多くのゲームにおいてこれらはただの名誉であったり、特別大きなメリットや特典が得られることは少ないと思います。
TeamBSの特典
ブラサバのストリーマーサポートでは、主に時給換算でポイントが付与されます。
配信者は受け取ったポイントを消費してゲーム内通貨を交換することが可能です。
換金率は交換先によりますが、金貨やベアーポイントはもちろん。課金アイテムであるジェムとの交換も可能となっています。
ポイント交換に当たっての詳しい換金率等々を知りたい方はコチラを参考にしてください。チャンネル登録者数の規模が多いほど優遇される制度もあります。
受け取ったジェムは課金で得たジェムと区別なく使用可能なので、テクラボでガチャを回したりスキンやボイスパックの購入などにも自由に使うことができます。
さらに受け取ったポイントは自分で消費する以外にも他プレイヤーへの分配も可能(※条件・上限あり)となっています。
このシステムを利用することで、例えば賞金としてジェムを掛けた大会を開くことも可能になるので、人を集めて配信を盛り上げることもできます。
ポイントの使い道自体は自由であり、主催者の工夫次第でいろいろなことに活用することが可能です。
例を上げるなら、自分も過去に発表前の限定スキンシルエットを題材にしたクイズイベントなどを開催したことがありました。
前例のない企画であっても心配であれば、運営のGMさんも相談に乗ってくれるので安心です。
何故サポート制度があるのか?
ブラサバは「No Pay to Win.(課金額での勝利はない)」の理念の元、運営されています。
この為、ブラサバは広告宣伝の一切を行っていません。
お陰で運営コストが抑えられて基本プレイ無料のまま遊び続けられている現状ではあるのですが、反面で宣伝をユーザーの口コミへ依存している為に認知度が低く、プレイヤー人口が少ないことがネックとなってしまっています。
サポートプログラムの実態はメディア露出機会のある配信者を優遇して人口を増やすことで、ブラサバの知名度を少しでも上げるための政策なのだと思われます。
加入条件
TeamBSには誰でも参加資格がありますが、加入するためには条件があります。
- ブラックサバイバルに関する配信を合計10時間以上したアーカイブ等がある
- もしくはブラックサバイバル関連の編集動画を2本以上アップロードしている
この2点が審査の最低条件となっています。もっと詳しい条件などはコチラから確認してください。
ゲームプレイの動画以外もOK?
ちなみにこのサポートの面白いところは、配信や動画の内容はゲームプレイだけに限定されていないところにあります。
例を上げると…
- 【配信】新キャラ情報やパッチノートを読みながらひたすら語るだけの雑談
- 【配信】ブラサバ関連のキャラを描きながら話すお絵描きメイキング
- 【動画】ファンキットの画像を使用した二次創作の紙芝居ストーリー
などなど自由度が高いです。とりあえずブラサバが関わっていれば動画内容は何でもOKということになっています。
配信or動画 どっちがいい?
配信(生放送)か動画編集、どちらがいいのかは人にもよると思いますが、それぞれのメリット・デメリット。
審査を受けるにあたってのおすすめの投稿方法を解説していきます。
配信の場合
配信アーカイブで審査を受ける場合は、マイク音声が配信に乗っていることが必須条件になっています。
配信のメリット
- 動画編集の必要がない
- 時給的にポイントが稼ぎやすい
- トーク・リアクションが得意なら◎
- 配信のメリットは動画編集の手間が一切かからないことです。
- 遊びながら配信が終わったらアーカイブの報告を行うだけでOKなのでとにかく手軽にポイントも稼げるのも魅力ですね。
- ゲームをしながらのトークや、咄嗟のリアクションに自信があるなら向いているかもしれません。
配信のデメリット
- 生声配信しても大丈夫?
- 人が来なくても喋れるメンタルがあるか
- 配信環境が確保できるかどうか
- 通信料が気にならないネット環境はあるか
- 配信に声を載せることに抵抗感がある人や、喋るのが苦手な方にはオススメ出来ません。
- 配信中はなるべく喋り続けることが条件とされています。
沈黙が5分続けば、それはマイクを繋いでないのも同じと判断されてしまいます。
人がいれば喋れるのだけど、コメント欄に誰もいないので喋ることがない…なんてのは配信者がよく陥りがちなジレンマです。
待っているだけじゃダメなので、配信をする前からSNSで事前告知をして人を集めるか、話し相手の友達でも呼びましょう。
それもダメならとりあえず独り言でもいいので自分が今なにを目的に動いているのかなど、頭の中で考えていることを吐き出しながらプレイしておきましょう。 - また、配信をするからにはそれなりの長時間プレイになると思いますが、生放送をできる環境を確保できるかも課題です。
ひとり暮らしなら問題はありませんが、家族と同居中の場合は親フラへの警戒や、配信する時間帯や住まい状況によっては音響対策も課題になります。 - 最後に長時間のゲームプレイと同時に配信ソフトも起動することでそれ相応の通信料が掛かってしまいます。
ネット回線もある程度は強くないと配信が安定しません。Wi-Fiや使い放題のネット環境も必須となります。
動画編集する場合
動画編集で審査を受けるためには、2分以上の尺がある動画が2本以上必要になります。
動画編集のメリット
- 撮れ高を演出できる
- マイク不要(ゆっくり音声などでも可)
- 動画のメリットは一発撮りの配信違って、自分のよかったプレイを録画しておいて選別することが出来ます。
- 音声についても後付けで編集することも出来ます。無くてもテロップだけでも認められています。
効果音やエフェクトで見せ場も演出できますし、不要な部分はカットも出来るので解説動画などには向いていますね。
動画編集のデメリット
- 動画編集はとにかく大変
動画編集に掛かる時間は最大のデメリットです。
編集はこだわればいくらでも良くすることはできます。ですが、それをやってしまうと10時間なんてあっというまに過ぎます。
面白かったところだけ切り抜いて終わる数分間のオモシロ動画であればまだいいですが、20分以上掛かる1試合で喋った部分をノーカットで全てテロップで文字起こしなんていうのは地獄でしかないので辞めましょう。その努力、報われないです。
悪いことは言わないのでよっぽど自信がない限り、ある程度妥協して手を抜くことをおすすめします。
ちゃんと喋れていれば、テロップは必要最低限で十分だと思います。
結論
配信環境や声を出すことに抵抗がないのであれば、自分は『配信合計10時間』をオススメします。事情があって配信ができない方は動画投稿をしましょう。
初回の動画投稿のおすすめはプレイ動画です。
何か目的を決めたプレイ動画撮影して、要所で何箇所かテロップを入れたり効果音で装飾するだけでも審査では認めてもらえると思います。
配信サイトの選び方
最後に配信サイトの選び方を解説します。
TeamBS登録においてはメインに使うサイトを一つ選ぶ必要があります。
日本においては下記の3サイトに対応しています。
- Mirrativ(ミラティブ)
- YouTube
- Twitch
※一応ニコニコ動画やフェイスブックにも対応しているとのことなのですが、自分には投稿経験が無いのでこの場では割愛します。
それぞれの特徴や向き不向きについて説明しましょう。
Mirrativ(ミラティブ)
◎:手軽さナンバーワン
手軽さにおいてナンバーワンなのが、何といってもミラティブです。
スマホとWi-Fi環境さえ整っていれば、いますぐ誰でも配信者になることができます。
◎:配信初心者にも優しい
またミラティブは配信を始めたての初心者にも優しい仕様になっています。
『期待のルーキー』の称号や『毎日配信特典』などが充実しているので初心者の内から人目に止まりやすいサイト構造になっています。
×:動画投稿は出来ない
当然ではあるのですが、ミラティブは配信サイトなので動画投稿をすることは出来ません。
ミラティブで配信した内容を動画としてダウンロードした上で編集するという手もありますが、正直なところミラティブ用の動画は解像度が低すぎて画質が悪いので編集向けとは言えません。
YouTube
◎:視聴者人口ダントツTOP
動画サイトの定番と言えばやっぱりYouTubeです。動画投稿をするのであればYouTube一択となります。
△:基本的には『動画』投稿サイト
YouTubeで人気があるのは基本的に手軽に見られる短めの動画(1本あたり10分程度)だと思います。
長時間のゲーム配信に関して最近は珍しくもなくなってきましたが、ただゲームを生放送しているだけで人を集めるのは難しいと思われます。
×:配信初心者の新規参入にはハードルが高いかも
YouTubeは既に成熟したコミニュティが形成されつつある配信サイトです。『急上昇』などで勢いのある人の所へさらに人気を集約させる構造となっています。
動画で1発当てているなど何かの強みや、YouTube外での一定の認知度が無いと、配信だけで1からのスタートをするにはハードルの高い舞台と言えるかもしれません。
Twitch
◎:長時間のゲーム配信に向いている
他サイトと比較すると、Twitchはゲーム配信に特化した配信サイトです。
特定のゲーム配信を見ていれば、同じゲームをプレイしている人を見つけやすい仕組みにもなっています。
また、長時間配信が文化として定着しているサイトでもあるので、ブラサバとの相性は比較的良好であると思われます。
△:日本人口は少なく、海外人気の高いサイト
ただし、YouTubeと比較した場合のTwitchの視聴者人口は今ひとつかもしれません。
ゲームに特化した配信サイトということもあり、よりコアな視聴者が集まっているというのもありますが、どちらかというと日本よりも海外人気の高いサイトでもあると言えます。とはいえ、これは逆にチャンスとも言える要素かもしれません。
やっている人なら分かる通りブラサバは海外プレイヤーが多いゲームです。共用語の英語を話せるスキルがあれば海外ファンを取り込む機会も生まれるかもしれません。
×:アーカイブは長く残らない
Twitchにおいての過去配信の保存期間は基本的に14日間までとされています。それ以降を過ぎると古いものから順に消去されてしまう仕様です。
残したい配信がある場合は、録画したものをYouTubeにアップロードするなどの対策が必要です。
また、TeamBSにおいてはポイント取得に際してアーカイブ提出の義務があるので、動画が消えてしまう前に報告する必要があります。
結論
結論としてまとめると…
- とりあえず配信をはじめてみたいならミラティブから入ってみるのがオススメです。
- 動画投稿をメインにしていくのであれば、YouTube一択になります。
- 海外ファンを視野に入れたり、長時間配信をメインにするならTwitchもいいかもしれません。
最後に
というわけで、今回はブラサバにおける配信者支援サービスこと『ストリーマーサポート:TeamBS』について解説しました。
記事内ではざっくりした説明しか出来ていない部分が殆どなので、詳しい内容や禁止事項もあるため必ず公式の文章を確認して頂くようお願いします。
今回の記事を通して、TeamBSに興味を持ってくれる人が増えてくれれば幸いです。