2018.9.19のアップデート詳細がパッチノートに公開された。
今回は対戦に関係する項目のみ抜粋し、環境を変える可能性の高い内容だけを考察しつつ記載する。全文を読みたい人はこちらから
キャラクターのステータス調整
バフ(上方修正)
今回バフによる上方修正されたのは、ロッジ追加以降では実質的に下位互換キャラ扱いされていたヒョヌとアヤの二人。
ヒョヌ
ドッグファイトでの獲得熟練度が強化!
ドッグファイト
– 追加熟練度獲得 : 50% → 80%
ドッグファイトの熟練稼ぎ性能が向上したことで、これまでよりも成長が早くなった。
これまでのヒョヌ。強化の理由とは?
得意武器が拳法だけに関わらず、初期熟練度がE+でドッグファイトを使って熟練度を稼ぐキャラ。
だが初期熟練度D+スタートで条件は異なるものの、熟練度の稼げる高火力キャラのロッジが登場したことで存在意義が無くなってしまっていたので上方修正が入った模様。
「超人の道」強化が追い風に
今回のアップデートで同時に行われた永久バフ「 超人の道 」の強化もヒョヌにとっては追い風となっている。
超人への道
熟練度SS到達以降、規定の攻撃回数毎に基本撃力が+1される。
必要スタック調整 : 8 → 3
ヒョヌは元から成長しても攻撃力が低いキャラクターであり、これまでは他のキャラよりも熟練度を1段階先行できて、ようやく強みを発揮できる状況だった。
これからのヒョヌはなるべく早い段階でSSランクに到達して、超人バフで自己強化を図るキャラに生まれ変わったと言える。
アヤ
火力40%の2連発が帰ってきた!
2連発
– 武器攻撃力比例被害計数 : 30% → 40%
1年前のアップデートで火力ダウンされた2連発が元通りの性能に復元された。
アヤの2連発による追加被害値は武器攻撃力に依存する。
粗末な銃(攻撃力6)
– 変更前:追加被害30%=+1.8点
– 変更後:追加被害40%=+2.4点
基礎攻撃力の低い武器では大した威力を発揮できないが、強い武器で使えば早い段階から高い瞬間火力を発揮できるようになる。
EB-M17A1(攻撃力50)
– 変更前:追加被害30%=+15点
– 変更後:追加被害40%=+20点
2連発は必中属性のついた攻撃でもあるので、防具の揃っていない最序盤で使えばリーサル性能は非常に高い。
強化の理由は?
ロッジ実装後のアヤは初期熟練度で遅れを取っており、勝てている部分がほとんど見当たらなかった。
今回のアップデートではスキル火力を高めることで、ロッジとの差別化を考えている様に思う。
強化後のアヤは?
2連発は武器攻撃力依存のスキルなので初期武器で使っても威力不足。
浜辺戦争でロッジに勝つには、そのままだと相変わらず厳しいまま。
これを打開するためには素直に譲って別ルートを選ぶか、教会でベレッタなど適当な銃を手早く拾って奪い取るしかないかもしれない。
ナーフ(下方修正)
ロッジ
控えめナーフで様子見か?
能力値
– 基本体力 : 136 → 124
– 基本攻撃力 : 16 → 14
新環境では大暴れを続けるロッジ。ナーフされないわけがないとは思っていたが、その被害は思ったよりも軽微だった。
ナーフの理由は?
勝率表が公開されていない9/19現在ではあるが、ランクマッチで圧倒的にロッジが溢れているのは見るからに明らか。プレイヤーからの強キャラ認定も明らかだと思える。
しかしメイン武器が銃という都合上、ひとつのマッチングに複数人のロッジが参戦しても上位に銃使いが複数人固まるケースはほぼありえない。これは銃声によるデメリットが作用している。
もともと銃キャラ自体のピック率が圧倒的に少ない環境が長く続いてきたので、補給潜在によるテコ入れも含めて遠距離武器のバフを図るのがシーズン5期における調整の狙いなのではないだろうか。
今回アヤの2連発を強化したところからも、運営は今後ロッジの強さをベースに銃キャラの調整を考えているように伺える。
データを取るためにはある程度の使用率がないと情報が集まらず、使用率を高めるためには魅力のあるキャラを用意しなくてはならない。
ただでさえ人気のない銃を使ってもらうためには、ロッジを従来の銃キャラ並みの性能にナーフしたのでは使う人がいなくなって、データも取れなくなってしまう。
ナーフ値が控えめなのも様子見の為だろう。
ダイリン
最強拳法キャラが遂にナーフ
能力値
– 基本攻撃力 : 16 → 14
– 斬りor鈍器のランダム熟練度:E+→D
高い攻撃力に実質無限のスタミナを誇るダイリンが遂にナーフ。
ナーフの理由は?
最強の拳法使いとして人気キャラとして上位に君臨してきたダイリンがついにナーフ。
高火力・紙防御で拳法キャラの中でもコンバットスキルを持たないにも関わらず、場所取り性能もそこそこ高かった。
ただ、言ってみればお酒の力でスタミナは実質無限なので「拳法はダイリンを使っておけばとりあえず間違いない」ということで、ダイリンの存在は拳法キャラの選択肢を狭めていた感も否めない。
しかし、今回のナーフを受けて初期攻撃力はレオンと同等になってしまった。
今までは火力のゴリ押しで場所取りで来ていた場面も、攻撃力ダウンで長期戦になってしまうと紙耐久のダイリンにとっては分が悪い結果になるだろう。
これからの拳法は
- 場所取り最強のヤン
- バランスのレオン
- 大器晩成のヒョヌ
といった形で使い分けをされることになりそうだ。
とはいえダイリン自身には、唯一無二の強みである無限スタミナは健在。
今月は強化されたヒョヌに人気が集まるかもしれないが、ダイリンの需要はそこまで落ち込まないか、一定期間で回復すると予想する。
ランダムE+はバグだった?(バフ要素)
ダイリンは拳法使いであると同時にランダム熟練度要素も持っており、開始時に鈍器か斬りのどちらかがE+でスタートされるキャラだった。
これはランクシステム実装後から変わらない仕様だったので誰も疑っていなかったのだが、実は今回のアプデ以前からステータス画面での表記はランダム熟練度もDスタートだと表記されていた。
これはテキストのご表記ではなくバグだったとのことで、これからのダイリンは熟練Dで斬りも鈍器も使うことができるようになる。
どっちになるかはランダムであるが、熟練度のハンデもなくなり、マッチングを見てから拳法を使うかどうかの判断が可能に。
相手にメタを読ませない酔っぱらい特有のトリッキーなキャラになったと言える。
アイテム調整
一部のアイテムが調整されます。
- 木魚
- 仏経
アイテム分類変更:鈍器→装飾
攻撃力削除
防御力追加:0→3
エクスカリバー
攻撃力:41→42
今回のアップデートから木魚と仏教が装飾品へと変更された。
これまでこれらは武器扱いだったので、真身舎利を作成したい時にもガサばってインベントリを圧迫するアイテムだった。
しかしアクセサリ欄への装備が可能になったことで、その問題が緩和された。
特に仏教が装備可能になったことで、寺からの持ち出しがしやすくなり、投げのメイン武器になりやすい法輪の素材を減らすメタ戦術としても有効に働きそうだ。
パロディ・オマージュアイテムの一部変更
今回のアップデートでも数多くのパロディアイテムの名称や外見が変更された。
変更理由としては、今年中に予定されているDMMとの日本サービス連携に備えての動きか。